【菊の御紋に入る】の意味は天皇や皇室に関わること!言葉の由来や発祥は!

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『菊の御紋に入る』という言葉がありますが、どう意味か皆さんはご存知ですか?

たまに聞くこの言葉ですが、あまり意味を理解されていない方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では『菊の御紋に入る』という言葉の意味はもちろん、由来や発祥になった元についても紹介していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

【菊の御紋に入る】の意味は天皇や皇室に関わること!

【菊の御紋に入る】の意味は天皇や皇室に関わること!言葉の由来や発祥は!
wikipediaより

『菊の御紋に入る』(きくのごもんにいる)とは、天皇や皇室に関わることを指します。

「菊の御紋に入る」の意味
  • 菊(きく)   :花の名前で皇室の象徴でもある
  • 御紋(ごもん) :皇室の紋章を敬意を込めて呼ぶ言葉
  • 入る(いる)  :文字通り”はいる”という意味

この通り、ひとつひとつの単語を整理すると、「皇室の一員になることや皇室の庇護下に入ること」を意味する言葉ということが分かると思います。

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『菊の御紋』は別名『十六葉八重表菊』と呼ばれパスポートでもお馴染み!

皇室の一員になることや皇室の庇護下に入ることを意味する場合があります

ここで使われている『菊の御紋』は日本人に馴染みのあるマークとして用いられています。

それは”パスポート”です!

筆者

通りで見たことあるマークだったのですね!

菊の御紋は別名”十六葉八重表菊”とも呼ばれ、日本の歴史と伝統をを象徴する紋章として永く伝わってきています。

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【菊の御紋に入る】の言葉の由来や発祥は?

十六葉八重表菊

『菊の御紋に入る』の言葉の由来や発祥についても気になりますよね!

国民

どうして菊の花が使われているの?

国民

どのタイミングから、菊の御紋という言葉が使われているの?

気になることが山ほどありましたので、『菊の御紋に入る』の言葉の由来と発祥を調べてみたので、詳しく紹介していきます!!

発祥は鎌倉時代の後鳥羽上皇が菊の御紋を愛用したことから!

【菊の御紋に入る】の意味は天皇や皇室に関わること!言葉の由来や発祥は!

『菊の御紋に入る』の言葉の発祥は鎌倉時代まで遡ります。

当時の後鳥羽上皇が、菊の御紋を気に入って、刀や衣服など自らが身につけるものに”菊の御紋”を施したことが発祥とされています。

後鳥羽上皇の”菊の御紋”エピソード

後鳥羽上皇は刀好きで知られ、全国各地から有名な刀打ち職人を集め、作った刀に”菊の御紋”をつけました。

鎌倉幕府の倒幕を目指していた後鳥羽上皇は、自分に味方するものたちにこの”菊の御紋”のついた刀を贈り、仲間のしるしとしました。

筆者

”菊一文字”と聞くと、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?

後に次ぐ天皇達も『菊の御紋』を愛用して受け継ぐ!

【菊の御紋に入る】の意味は天皇や皇室に関わること!言葉の由来や発祥は!

後鳥羽上皇は鎌倉幕府の倒幕に失敗したものの、その意思を受け継ぐべく、後に天皇になるものたちが”菊の御紋”を受け継いだとされます。

後深草天皇や亀山天皇などが、同じく菊の御紋を用いて継承したことで、”皇室の紋章”として広く国民にも認知されることになりました。

後の天皇がみんな継承したのは、菊の花は”長く咲く”ことで有名です。

国も同じように”永く繁栄”してほしいという想いも込められ、菊の紋章が受け継がれたとされています。

筆者

演技の良い花である菊は、紋章にするのにもピッタリだったということですね!

明治時代以降『菊の御紋』は皇室専用となる

【菊の御紋に入る】の意味は天皇や皇室に関わること!言葉の由来や発祥は!

時代が明治になると、『菊の御紋』は先述した”十六葉八重表菊”という名前がつき、皇室の正式な紋章として定められました。

菊の御紋の仕様に関する、法整備も行われ、”菊の御紋”は皇室専用の紋章となりました。

国民

どうして明治になって急に皇室専用の紋章として定められたの?

”菊の紋章”が皇室専用となった理由は、明治時代の時代背景も関係しているようです。

”菊の御紋”が皇室専用になった理由
  • 江戸時代まで続いた戦国時代が終わり、新たな時代のトップとして天皇の威厳を強調させるため
  • それぞれの将軍がいろんな紋章を使用していたが、ひとつに統一することで国家統一のシンボルに
  • 西洋諸国との外交をする上で、日本にも統一された紋章が必要だと考えたから
筆者

戦国時代の終焉と、外国との関わりもあって、国をひとつにしたいという思いで定められたのが”菊の紋章”ということですね!

『菊の御紋に入る』は”皇室に入る”という意味に!

ここまで説明した通り”菊の御紋”は、鎌倉時代に始まり、明治時代から皇室専用の紋章として使用されています。

筆者

つまり、”菊の御紋”とは天皇皇室という意味も併せ持ちますね!

それも踏まえて、はじめにも説明した『菊の御紋に入る』の意味をもう一度みてましょう!

「菊の御紋に入る」の意味
  • 菊(きく)   :花の名前で皇室の象徴でもある
  • 御紋(ごもん) :皇室の紋章を敬意を込めて呼ぶ言葉
  • 入る(いる)  :文字通り”はいる”という意味
国民

発祥や由来を把握した上で見ると、さらに納得感がありますね!

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まとめ

【菊の御紋に入る】の意味は天皇や皇室に関わること!言葉の由来や発祥は!

この記事では、『菊の御紋に入る』という言葉の意味と、その由来について紹介してきました。

『菊の御紋に入る』とは、”天皇や皇室に関わること”という意味です。

菊の御紋は、天皇・皇室を象徴する紋章として制定され、鎌倉時代から継承されてきた国家統一のシンボルです。

菊の花には「永く繁栄する」という意味が込められており、縁起が良い紋章として採用されたようです。

菊の御紋に入る』の言葉の意味が理解できたでしょうか?

少しでもためになっていれば幸いです!