田代政弘弁護士のプロフィール経歴!検事を辞めた理由や松本人志の代理人になった理由は!

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「ダウンタウン」の松本人志さんと「週刊文春」(「文藝春秋」)の裁判で、松本人志さんの代理人は田代政弘弁護士になりました。

そこでこの記事では、田代政弘弁護士はどんな人か、なぜ検事を辞めたのか、松本人志さんの代理人になった理由はなにかをまとめました。

ぜひ、最後までごゆっくりご覧ください。

松本人志の代理人はヤメ検の田代政弘弁護士

田代政弘弁護士
出典:X

お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが、性的行為を強要したと報じた「文藝春秋」に損害賠償請求訴訟を起こしました。

裁判では「八重洲総合法律事務所」所属のヤメ検」、田代政弘弁護士が松本人志さんの代理人を務めると報じられ話題になっています。

1-1.ヤメ検とは元検察官の弁護士のこと

検察官を辞めた人のことを「ヤメ検」と呼びます。

司法試験に合格すると、「裁判官」「検察官」「弁護士」のどれかになるのが一般的ですが、「裁判官」と「検察官」は定員が決まっているので、「検察官」を辞めたあとは「弁護士」になることが多いようです。

「ヤメ検」は「検察官」の仕事を熟知しているので、さまざまな裁判の中でも刑事事件が得意な弁護士と思ってよさそう。

「検事」はよく聞くけど「検察官」ってなんだろう?って思い調べたところ、「検察官」には「検事総長」「次長検事」「検事長」「検事」「副検事」という階級があって、「検事」はその中のひとつだそうです。

1-2.田代政弘弁護士に対して不安の声も

元検察官の田代政弘弁護士は頼りがいがありそうに感じますが、ネット上には不安の声が多くありました。
中でも「陸山会事件」に関する書き込みが目立ちます。

田代政弘弁護士はどういった人物なのか、「陸山会事件」との関係について調べてみました。

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2.田代政弘弁護士のプロフィール経歴!

田代政弘弁護士
田代政弘弁護士のプロフィール

名 前:田代 政弘(たしろ まさひろ)

生年月日:1967年1月

所 属:八重洲総合法律事務所

職 業:弁護士・税理士

得意分野:企業法務・企業防衛、経済法関連業務、保険法関連業務、民事介入暴力、スポーツ関連業務、一般刑事事件

高校、大学時代は硬式野球部に所属し、検事任官後も日々のトレーニングを欠かさず、法曹野球では検事野球部の一員として優勝に貢献したそうです。

田代政弘弁護士の経歴

1990年 3月:早稲田大学社会科学部 卒業

1995年10月:司法試験 合格

1998年 4月:検察官検事に任官

2012年 6月:検察官検事を退官

2012年10月:三菱化学メディエンス㈱(現㈱LSIメディエンス) 入社

2014年 9月:㈱LSIメディエンス 退社

2014年10月:八重洲総合法律事務所 入所

2015年 2月:日本税理士会連合会税理士 登録

2016年 4月:東京都高校野球OB連盟 理事 就任

2016年10月:一般財団法人ILFJ 監事 就任

田代政弘弁護士が検察官のころは、汚職事件や大型経済事件、脱税事件、金融商品取引法違反事件などの捜査に従事していたそうです。

検察官検事を辞任後は、一般企業に就職しましたが、「八重洲総合法律事務所」に入所するために2年で退社しています。

3.田代政弘弁護士が検察官を辞めた理由は!

田代政弘弁護士
出典:X

田代政弘弁護士が14年務めた「検察官」を辞めた理由とはいったい何だったのでしょうか。

3-1.陸山会事件の裁判が関係している

田代政弘弁護士が「検察官」を辞めた理由は2010年に行われた「陸山会事件」の裁判がきっかけでした。

「陸山会事件」では田代政弘弁護士が検察官検事として裁判に関わっています。

3-2.陸山会事件をわかりやすく解説

「陸山会事件」とは衆議院議員「小沢一郎」の資金管理団体「陸山会」を巡る事件のことです。

「陸山会」は土地購入に使った4億円を政治資金として報告しなかったことから政治資金規正法違反で告発されました。
2009年に秘書3人が起訴され、2010年には「小沢一郎」も関与していたとして起訴されています。

のちに「小沢一郎」は無罪秘書3人は執行猶予付きの有罪判決が下されました。

「陸山会」の裁判では検察の悪質な捜査も注目されました。
マスコミへの情報リーク、女性秘書に対する取調で10時間の恫喝、虚偽公文書作成などがあったとされています。

3-3.虚偽公文書作成で減給処分になり辞職した

当時、検察官だった田代政弘弁護士は、捜査報告書に嘘の記載をしたことで、減給6カ月の懲戒処分を受け、みずから辞職しました。

田代政弘元検事は、虚偽有印公文書作成及び行使罪で告発されていますが嫌疑不十分で不起訴となっています。

3-3-1.検察官に嫌気がさして辞めた?

検察は、田代政弘元検事の記憶違いによる過失だったとしていますが、虚偽の捜査報告書以外にも検察は悪質な捜査を行っています。
本当に田代政弘元検事1人だけで虚偽の捜査報告書を作成したのでしょうか。

産経ニュースの取材で、田代政弘元検事の旧友が「この事件は、上から言われたことをきちっとやったことで起きたのだろう」と話したことからも組織的な犯行を疑ってしまいます。

ひょっとすると、「陸山会事件」で検察官に嫌気がさして辞めたのかもしれませんね。

4.田代政弘弁護士が松本人志の代理人になった理由は!

松本人志
出典:Yahoo!ニュース

なぜ松本人志さんは虚偽の公文書作成で告発された過去を持つヤメ検、田代政弘弁護士を選んだのでしょうか。

4-1.コンプライアンスやリスクマネジメントのプロだから

松本人志さんの代理人を務める田代政弘弁護士は検事歴14年、弁護士歴10年で法曹界では経験豊富なベテランの一人です。

検事時代は東京地方検察庁検事と法務総合研究所の教官を務め、弁護士に転向後は検事時代の経験を活かし、コンプライアンスやリスクマネジメントのプロとなりました。

松本人志さんの代理人には、経験豊富なヤメ検の田代政弘弁護士が適任に思います。

まとめ

「ダウンタウン」の松本人志さんと「週刊文春」(「文藝春秋」)の裁判で、松本人志さんの代理人は元検察官の田代政弘弁護士。

田代政弘弁護士には、虚偽公文書作成で懲戒処分を受け、みずから辞職した過去がありました。

それでも、松本人志さんが田代政弘弁護士を代理人に選んだのは、コンプライアンスやリスクマネジメントのプロだからではないでしょうか。

田代政弘弁護士は「吉本興業」の公式サイトで、記事に記載されているような性的行為や強要の事実はなく、「性加害」に当たる事実はないことを明確に主張し立証したいとコメントしています。

松本人志さんの芸能活動が再開される日は来るのでしょうか。
裁判の行方に注目です。

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